長谷部 誠・著 『心を整える。』

サッカー日本代表キャプテンである、長谷部誠さんの『心を整える。』を、遅まきながら読みました。

 

この本は、リブセンス社長の村上太一さんの著書で紹介されており、興味をもちました。

 

私も小・中学校時代にサッカー部に入部していた為、少なからず親近感を得ました。

 

この本の中で、特に面白かった項目は、時間に対するマネージメント力です。

「時間を支配する」という章では、遅刻が努力を無駄にする、睡眠時間を確保する、試合までの準備を怠らないなど、基本的なことの徹底が書かれていました。

 

時間は、人間の命であり、有限なもの、という強い意識が感じられました。

 

長谷部選手自身は自身のことを、特にセンスのある選手とは規定していません。

自分自身のキャラクターを認識した上で、潤滑油としてチーム内でのサポート役に徹しています。

 

その自身への辛い評価が面白かったです。

そこを出発点としている為、のぼせ上がることがない。

 

熱い行動力と、非常に冷めた目と、両方を合わせ持っている印象を受けました。

 

私自身とリンクする部分も感じられ、共感出来る内容が多かった一冊でした。