『Dr.NOGUCHI』 大人読み


やってしまいました。

 

ついつい、手にした1冊をパラリとめくった後は、もう止まらない。

 

『Dr.NOGUCHI』、全17巻、4時間半で一気に読破。

 

気づいた頃には、24時過ぎ。

 

いや~、改めて読み返しても面白いですね。


特に、作品中盤から、ノグチが渡米し、ペンシルバニア大学で蛇毒の研究、梅毒のスピロヘーターの発見、ロックフェラー研究所へ入所、黄熱病との闘いと、ストリーがめまぐるしく展開し、内容にグイグイ引っ張られていきます。

 

ノグチは人との出会いを掴み取る天才ですね。

 

小林栄先生、北里柴三郎博士、フレクスナー教授、製薬王・星一、石油王・ロックフェラー、はたまたフォードやエジソンまで、ノグチのバイタリティーに共鳴するかのように引き寄せられてきます。

 

また、むつ利之さんのねばりのある筆致は、この作品を良くひきたて、ノグチを魅力的に描ききっています。


同郷同士、星一(左)と野口英世(右)のスナップ。
好きな写真です。

 

多少の後ろめたさを感じながら、「日曜も働いたし、祝日の夜だからまぁ良いか」と、自分を納得させ、寝ようと思います。

 

カンフル剤のような、素晴らしい作品群です。