建築という山を築く

 

建築は、社会に対応する仕事。

 

法規、コスト、クライアント、生産体制、工期・・・、自分以外の多くの他者と向かいあう。


大学時代に、建築家の石山修武さんの話を聞きました。

 

「建築の仕事は膨大な雑務の積み重ね。毎日、毎日、雑巾がけしているようなものだ。


特に、住宅の設計は、食えない。ホントに苦しい。ホトホト疲れる。


だけど不思議なことに、建物が完成すると、また建築をやりたくなってるんだよナァ~(笑)」

 

自分で事務所を始めて、今度は設計以外の経営面も対応していると、ふと、石山さんの言葉が思い出されてくるのです。

 

あんな刺激的な建築を設計する、石山さんも日々、苦闘してるんだなぁ・・・。

 

多分、私は、まだまだやれるな。全然やり足りないな。

 

「建築は体力。最後はガッツだね。古い言葉だけど。」

 

大学時代に得た財産は、こんな言葉の断片だと思います☆