板金屋さんが自邸をセルフビルド! ステンレスの家☆

 

今日は、富士宮市で遮熱断熱の請負施工をされているNSシートメタルの天野さんのお宅にお邪魔しました!


天野さんとは、フェイスブックを通じて知り合い、トントン拍子でご自宅を見学させて頂くことになりました。

 

なんでも、本職の屋根・外壁工事はもとより、木構造部の組立も含めて、家づくりの全てご自身でセルフビルドされたという、スゴイ方。

 

また、設計は、木箱の家で有名な建築家・葛西潔さん。

 

ここまで基本情報が揃うと、期待感がいやが応にも高まるsano-sano。

 

車を走らすこと15分(結構近い)、富士山を見渡せる山の中腹に、外壁がステンレスで覆われたその家は、独特の光を帯ながら建っていました。


う~ん、やばいカッコ良さですね~!!!

 

まず、そもそも外壁にここまでステンレスを張り切っているのがスゴイ!

 

ステンレスは高価な素材ですが、究極のメンテナンスフリーと考えれば、コストバランスを考えてもこの選択はありですね。

 

通常はサイディングやガルバリウム鋼板を貼ってしまいがちですが、板金屋さんとしての技術を全開させています。

 

コーナー役物など、細かな取り合い部も含めて、仕事はめちゃくちゃ丁寧。


雨仕舞もキチっとしています。

 

それでいて、折版を曲面に折り曲げたり、雨樋をあえて錆色に塗装したり、足場板を外壁に貼ったりと、遊び心満載です。


内部は、2×4材を門型形状に、ボルト締めで組み上げた特殊工法。

 

天井の高い大らかなワンルームの空間が、とても気持ち良い。

 

ここまでとんがった住宅が地元にあったとは・・・、しかも結構近いし、富士宮おそるべし。

 

その他にも遮熱屋根の試みや、低価格のロケットストーブ、ステンレスのちりとりなど、面白いアイディアに話はつきません。


銅版を手でしわくちゃにして貼り付けるなど・・・、設計者にとっては垂涎のテクスチャーも面白いですね~!

 

鉄板、銅板、ステンレス板、亜鉛版、ガルバリウム鋼板などなど、外壁デザインの自由度をもっと上げていき、一緒に面白い仕事が出来たらいいですね。

 

「板金は理論的」とおっしゃっていたのがとても印象的でした☆