数字・数字・数字


静岡市清水区K様新築工事は、現在、見積もり作成中です。

 

新築住宅1棟建てるには、様々な職方さんの技術の集合体で成り立ています。

 

地盤、基礎、大工、足場、野物、サッシ、木製建具、家具、内装、塗装、左官、板金、防水、電気、給排水、衛生機器、ガス、浄化槽、植栽、外溝…

 

これに、設計者兼現場監督の私、構造設計者、法規の審査官、メーカー担当者などなど、数え上げていけば100人以上の方々と何らかの形で折衝していくことになります。

 

単純な話ですが、人間や材料が動けば、それだけお金がかかります。

 

各職方さん、それぞれ相見積もりを取らせて頂き、内容を聞いて決めます。


毎回、家の形や規模、仕様が異なるので、毎回見積もりを取ります。

 

例えば、海外の自然素材の床材を貼りたいとか、お風呂はFRP防水で仕上げたいとか、足場板を室内の床に貼りたいとか…

 

仕入先や施工方法など金額にリンクしてきます。


同時に時価も絡んできます。

 

例えば今なら、消費税の駆け込み需要で野物材(ベニヤや断熱材)が高めであるとか、足場屋さんがなかなかつかまらないとか…


また、仕様を少しズラして使うことにより、金額がバサリと落ちたりします。

 

これは見積り調整の醍醐味ですね。

 

注文住宅の場合は、世界で一つだけのオリジナル住宅であることは、間違いありません。

 

与えられた資金の中で、クライアントに対して、そして一緒に仕事をする職方さんに対しても、満足いける成果を提供すること。

 

見積もり調整は、シビヤで毎回労力を使いますが、夢が現実化していく大切な過程であり、エキサイティングな作業です☆