「二項道路」 境界協議

 

 

午後一で、清水区谷津町の現場にて静岡市役所の道路課の方と境界の協議。

 

今回敷地に隣接する道路は「二項道路」にあたります。

 

二項道路とは、ザックリ言うと幅員が4m未満の道路のこと。

 

建築基準法では、幅員4m以上から「道路」に認定されます。

 

新築するのに併せて敷地をセットバックし、道路を4mに拡幅します。

 

一部敷地を行政へ寄付することになるので、補助金が出ます。

 

これを「狭隘(きょうあい)道路拡幅事業」と言います。

 

セットバック部分にはそもそも建物は建てられないし、救急車など緊急車輛の通行も楽になるので、積極的におススメしています。

 

「狭隘~」では、敷地境界の確定測量や、造成、解体、樹木の伐採など、多岐に渡って補助項目があります。

 

ただ、行政指導は縦割りで、道路課、建築指導課、都市計画課、農業委員会など、複雑に絡み合っています。

 

その縦割り組織を、外部から横に繋いで、話をまとめるのが設計者の役割です。

 

なにより、補助金なのでコストダウンにも繋がるし。

 

今回は、境界沿いの全てを縁石復旧してもらうようお願いしました。

 

造成工事前に境界舗装することは、行政側も工事がし易く、我々も境界がハッキリする。

 

お互いにメリットのある話です。

 

こういうのはタイミングなので、さっさとやってしまう方が良いのです☆