「工務店機能を持つ設計事務所」

富士市水戸島の電気屋さんの家は、実施設計が概ね完了しました。

 

1/50のラフ模型を作成し、承認を得た為、今後は見積もり作業に入ります。


コンパクトな住宅の為、2階建て+ロフトでスキッププランを採用し、限られた空間とコストで、最大限の広がりと豊かさを目指しています。


クライアントのSさんは、街の家電屋さん。

 

エアコンや冷蔵庫などを店舗販売しています。

 

また、電気工事技士の免許を取得しています。

 

この為、今回の店舗併用住宅の新築の電気工事は、Sさんのセルフビルドとなります。

 

電気工事は配線工事、電気申請、照明器具、スイッチ・コンセントの取り付け手間を含めて、60~70万円ぐらいかかってきます。

 

ここに、工務店の管理費や消費税などが乗ると、80万円ぐらい試算となります。

 

セルフビルドにより、上記金額がガサっと見積もりから外されます。

 

クライアントにとっては大きなメリットとなります。


ここでいつも言われるのは、セルフビルドを取り入れると、工事費が抑えられる半面、sano-sanoの売上が減るのではないか…??ということです。

 

これについての回答は、sano-sanoリビングカンパニーは「工務店機能を持つ設計事務所」の為、売上(利益)をトータルコストで考えられる事が最大の武器である、となります。

 

つまり設計・施工一体型の体制の為、設計者兼現場監督のsano-sanoが家づくりの最初から最期まで(営業・設計・積算・申請・施工)を取り仕切る事で、分業型からなる重複手間がかからず、既にコストダウンに繋がっているという事です。

 

早稲田大学建築学科の石山修武・元教授が提案した「工務店機能を持つ設計事務所」の意義は、住宅を【トータルコストで考える】という視点がポイントなのです。


いずれにせよ、次の段階に入ったので見積もり作業ものめり込んでやっていきたいと思います☆