浄土寺浄土堂  再訪

 

 

現場の中休み期間を使って、関西へ建築視察旅行に行ってきました!

 

お目当ては、兵庫県小野市の浄土寺浄土堂。

 

鎌倉時代に東大寺大仏殿の再建に尽力した大勧進、俊乗坊重源によって建立された仏堂です。

 

軒反りのないぶっきらぼうな外観も好きですが、圧巻は内観です。

 

 6m(2丈)の柱間スパンを可能にしている、骨太な柱、梁、挿肘木、遊離尾垂木。

 

天井を張らず、化粧垂木をむき出しとし、高さ10mの気積の大きな空間となっています。

 

訪問は3回目。

 

現場が大工工事に入る前の段階で、ぜひ見に来ようと考えていました。

 

時々、こういうガーンとくる建築を見たくなります。

 

 

1194年竣工   播磨国別所   仏堂
 兵庫県小野市   国宝