住宅取得等資金の非課税の特例について


今日は昨年設計を行い、現場が進んでいる木造新築住宅の現場に行ってきました


富士市青葉町のN様邸は、現在、大工工事の真っ最中


内部の形がだんだん見えてきました



今回の戸建住宅では、「贈与に対する住宅取得資金の非課税」措置を受けるのを前提に設計されました


これは、例えば息子(娘)夫妻が住宅を新築する際、息子さんのご両親が住宅取得等資金(土地も含む)を贈与した場合、贈与税が一部控除となる、という事です


仮に、省エネ住宅仕様であれば1000万円までが控除されます


そこで今回は、省エネ住宅仕様を取得する為に「住宅性能証明書」申請を行いました
(省エネ住宅にする為に建設コストが増大するのは本末転倒なので、上記の性能証明あたりが、コストバランスとしては妥当かと考えます)


この制度は2015年、16年も引き続き拡大・延長された為、可否は別として、検討に値する制度だと思います



内容は断熱材やサッシなどの遮熱性能を、一定基準を満たした仕様とする必要があります


その為、壁に高断熱グラスウールを充填し、内部を防湿シートで覆っています


大工手間もそれ相応にかかり、書類審査、現場チェックがあります


この他にも、すまいの給付金などの補助金申請も併せて行います


住宅市場をめぐるこれらの動きは、税金絡み、低炭素住宅を目指す性能面からの試み、エコポイントの再施行など消費増税のカンフル剤的なものまで入り混じった状態にあります


これらを1つ1つ丁寧に検討し、どんな補助が受けられるか整理するのも、設計士の業務範囲になってきました


こういう仕組みを紐解いていくのは、受験勉強みたいなノリなので、結構好きですね


いずれにせよ設計士は、住宅1棟建てるに、あらゆる煩雑な作業をカバーしなければなりません☆