住宅取得等資金の贈与税の非課税措置について

 

富士宮市H様邸は、「住宅取得等資金の贈与税の非課税」を充たした住宅仕様としています。


〈壁の断熱は高性能グラスウール16K〉


この非課税制度は、住宅を建てる方のご両親などから資金贈与を受けた場合、一定の仕様を満たした住宅であれば、贈与税を免除する、という内容です。

 

例えば、ご両親より1,200万円の資金を贈与して頂いた場合、贈与税は1,200万円×45%-175万円(控除額)=365万円かかります。

 

ここで断熱性能等級4を充した省エネ住宅で設計すると、365万円が免除されます。


今回のH様邸では、例えば屋根、壁、床下などの断熱材の性能をアップし、窓やトップライトは遮熱ガラス(ρ-Eガラス)にしています。

 

上記の仕様は、通常より30~40万円の金額アップですが、贈与税の免除を差し引くと300万円程度のメリットがあります。


設計申請や現場検査などペーパー業務もありますが、設計者兼現場監督である私の立場は、事務仕事も比較的スムーズに処理し易いと感じます。

 

ご家族の協力やご理解がある場合、こういった制度も検討するこ事は、コストに対して有効な手段だと思います。