『中心のある家』

 

 

建築家・阿部勤さんの著書『中心のある家』(復刊ドットコム 2,300円+税)を購入しました。

 

以前より購入したいと思っていたのですが、既に絶版本。


ネットの古書では確か8,000円~の金額がついていたので、ついつい買いそびれていました。

 

今回、再販されたのをたまたま書店で見かけ、念願かなって購入しました。

 

内容は写真と共に、塗り絵仕立てになっているのが特徴です。

 

コンクリートの2階建て住宅。

 

ほぼ正方形のプランで、中心に8畳ほどの正方形の居室を据え、それを取り巻くように外周部に壁が廻っています。

 

その求心性のある中心居室と開放的な周囲の居室が、更に外周部の屋外と結びついて、気持ちの良い関係性をつくり出しています。

 

スウェーデンの画家・カール・ラーションの言葉、「正しく古いものは、永遠に新しい」を引用され、まさにその言葉を体現しているすばらしい名作だと思います。